読書メモ1「パンクの系譜学」(マルクスの思想の広がり)

私は音楽は、人気曲を聴くぐらいなんですが、どうもパンクというジャンルの音楽は、マルクスの思想から派生しているようです。というわけで、パンクの系譜学という本を読んでみました。桜玉吉先生の、

「ウイアーモッズ!ウイアーモッズ!ドントトラストオーバーサーティー!!!」

ぐらいしか知らないです。

 

 

「二人のブティック(レット・イット・ロック)は、バンドを文化的、政治的な記号の数々で包むことで、パンクを破壊と混乱の場として位置づけることに貢献した。このブティックから生まれた服や小物は、あからさまな性的表現やフェテェシズム、ナチスマルクス、スペイン内戦時のアナキスト、ブエナベントゥーラ・ドゥルティ、シチュアシオニストやキング・モブといった急進的かつ、過激な政治思想、反宗教、バイカー、ロックンロールが混在しつつ、並列に扱われていた。中でも性的な表現に関してマクラーレンは、シチュアシオニストカウンターカルチャーの世界で再評価されていたドイツの精神分析家ヴィルヘルム・ライヒの、社会の問題の根底には性的抑圧があるといった言説を取り上げ、「英国生活に焼き付けられた抑圧的な態度に正面から立ち向かう理論的根拠を与えた」とその影響を振り返っている。」

マルクスの思想は反権力・危険思想として、いろいろ影響を与えているようです。「社会問題の根底には性的抑圧がある」は面白い言葉だと思います。江戸時代とか性的に開放されてたイメージがあるので、いい時代だったのでしょうw)