2023-01-01から1年間の記事一覧

読書感想文21「細雪」(美しい国へ)

作者は谷崎潤一郎。2次元ドリームマガジンの源流みたいな人です。 ↑ この意見はどこかのあほの意見なのですが、ドナルドキーン先生に言わせると、 「戦争の惨禍によって、美しい日本が失われてしまう。そのような思いがあったからこそ、美しい日本をそのま…

金(ゴールド)とは何でしょう? 資本論10

以下参照です。 「(略)、これらの有価証券の価格は、利子率とは逆向きに騰落する。利子率が5%から10%に騰貴すれば、5ポンドの収益を保証する有価証券は、いまでは50ポンドの資本しか表さない。利子率が2.5%に下がれば、この同じ有価証券は200…

朝日新聞10/14「「テレビマン伊丹十三の冒険」書評(するどい言葉)」

book.asahi.com 上記のブログより参照 「たしかに当時は「技術革新と表現が互いに追っかけっこをするという幸福な時代」。現在の、幼稚なまま年老いたようなテレビでは考えられない自由さが漲る。」 (長嶋一茂が常識人キャラなのは、キャンセルカルチャーだ…

資本論を読む理由 資本論9

落ちぶれてすまん。 資本論を読みだしてから、1年以上たったと思います。 (資本論1と2については感想を書ける状態ではなかったので、3から 始まっております。) takahire-hatene.hatenablog.com 資本論を読む一方で、他方では資本論の理解の助けとなる…

資本主義の矛盾 資本論8

以下参照です。 「資本主義的生産は、われわれがそれを個別的に考察し、流通の過程および競争の激化を度外視すれば、実現されて諸商品に対象化された労働の取り扱いは極度に節約的である。これに反して、資本主義的生産は、他のどの生産様式よりもずっとはな…

読書感想文20「ファイアパンチ」(私の解釈)

☆☆☆ネタばれ・考察だけです。☆☆☆ 漫画の考察が漫画で読める時代です。 これを読んでから、考察しました。 note.com いろいろ解釈ができる作品なんだと思います。 「アグニ」なのか?「主人公」なのか?「神様」なのか? 「ファイアパンチ」なのか? 「やさし…

投資メモ4「アメリカ国債格下げ後2023年8月、為替ヘッジ考察」

アメリカ国債が格下げされたようです。 www3.nhk.or.jp このようなショックが起きた時には、円高!、株安!となるのがセオリーと 思っておりましたが、☆円安!☆、株安!となりました。 結局、その後は、「こんなの気にしない!どうでもいいじゃん!」っとい…

読書感想文18「人は愛するに足り、真心は信ずるに足る」(ネームド喫煙者)に追加

ちょっと気になる部分があったので追加します。 以下参照 「僕は、イラクのことほとんど知りませんけれども、映像を通してみると、イラクの人たちの方が直情径行で開けてますね。いわゆる都市化された社会です。アフガニスタンは、ほとんど農村地帯なので、…

読書感想文19「韓国文学の中心にあるもの」

やはり韓国文学は面白いと思います。 ちょこちょこブログも書いてます。 takahire-hatene.hatenablog.com takahire-hatene.hatenablog.com まだ本を4分の1ぐらいしか読んでいないのですが、思うところがあったのでかかせていただきます。 以前私は、韓国文…

読書感想文18「人は愛するに足り、真心は信ずるに足る」(ネームド喫煙者)

私は、ある物事や、事件、人物を歴史的に評価するのが好きなのです。 例えば、安倍晋三は歴史に残ると思います。本人の望まない形で。 例えば、首相のテロ事件なども、過去の事件と比べて考えたりするのが好きです。 今回の本は、インタビューみたいな内容な…

読書感想文17「麒麟」(胸に7つの傷を持つ男)

ずっと読んでみたかった本です。作者は谷崎潤一郎。2次元ドリームマガジンの源流みたいな人です。 以下参照です。 鳳や。鳳や。何ぞ徳の衰えたるや。往く者は諫むべからず。来たる者は猶(なお)追うべし。已みなん。已みなん。今の政に従う者は殆(あや)…

読書感想文16「半導体戦争」(物語の喪失と欲望の守護天使)

半分ぐらい読んだ感想になります。 この本自体は、時系列順に半導体が生まれた時(戦後ぐらい)から、現代の米中対立ぐらいまでの歴史を、日本、アメリカ、中国、ロシア、韓国、台湾などなどに場所を変えながら、説明してくれます。 この本を書いた人はアメ…

マルクスの考える「インフレ対策?」 資本論7

やはり、資本論は眠くなると思います。資本論はこれで、2巻まで読んだことになります。(2巻第7分冊)マルクスさんは、資本論1巻を書いた時点で、貧困と病気により、ノートのようなものを残して倒れるのですが、そこから、エンゲルスさんが資本論を完成…

中日新聞5/7社説「高貴なる私たちの責務」

いきなり以下参照です。 「(皇帝マルクス・アウレリウスは疫病と戦争に苦しんだみたいな文脈)「自省録」には次のような言葉が並びます。<あたかも一万年も生きるかのように行動するな。生きているうちに、許されている間に、善き人たれ><明け方起きにく…

論語論語2「自分にとらわれない」

Q無職のバツイチで、85歳の母親に頼って生活しています。交通事故で腕が思うように動かなくなり、今は引きこもっています。借金もあります。会社員生活も20年ほどやってきましたが一昨年にクビになりました。28歳の息子がいましたが音信不通です。これから…

読書感想文15「北一輝 もう一つの「明治国家」を求めて」

最近の読書傾向としまして、「日本の左派の歴史を探る」みたいなものが一つのテーマみたいになっております。 ・中江兆民が源流みたいなことは知っていた。 ・幸徳秋水は教科書でおぼろげに知っていた。(大逆事件は知らなかった。) 上記のようなあいまいな…

投資メモ3「円安トレンドの中で、円高ドル安リスクを考える」

日銀は緩和を続ける流れで、アメリカのインフレとの戦いは、「依然として高い水準にある。(FRB声明、2023/3/22)」ような状態です。 アメリカインフレ率 インフレ率は良い感じで下がっていますが、アメリカの目標である2%は、まだ少し先のように思います…

投資メモ2「アメリカ国債を考える」

アメリカ国債についてもう少し考えてみます。 ☆直近のアメリカ国債の値動き ・2022/3 利上げ前 金利0.25% 為替115円 ここで1万ドル国債を購入したとして、115万円。 ・2023/4 利上げ後 金利4.75% 為替132円 上記の国債を売却することを考えますと、 100万✖(…

投資メモ:クレディスイス不安後4月頭

現時点でアメリカ国債を買うことを考察してみます。 ☆為替レート 円は緩和を続ける。ドルはターミナルレートが近い。ゆるやかなドル高の流れでしょうか。 ☆アメリカの実質金利 私はインフレが6%で、金利が4.5%だったら損ではないか? と漠然と思っていたので…

読書感想文14「主婦である私がマルクスの「資本論」を読んだら」

やはりと言いますか、最近韓国文学が流行っているようです。 NHKでも特集をやっています。 www.nhk.or.jp 自分自身を振り返ると、ギルティギアのクムヘヒョン、dbdのトリスタ、ロボトミーコーポレーション、半地下の家族、BTSなどに触れていて、もともと…

読書感想文13「三酔人経綸問答」

中江兆民(1847~1901、東洋のルソー、左翼の源流と呼ばれる。)、思想家、翻訳家、哲学者、自由民権運動家。この人の書いた本で一番簡単そうなので読んでみました。 全て中江兆民が書いているのですが、 民主主義者「洋学紳士」、侵略主義者「豪傑」、兆民…

マルクスの考える「少子化対策」

マルクス 資本論 1巻 第4分冊 第4節 相対的過剰人口のさまざまな存在形態。 資本主義的蓄積の一般的法則 より参照です。長い。 「相対的過剰人口の第三のカテゴリーである停滞的過剰人口は、現役労働者軍の一部分をなすが、しかしまったく不規則な就業のも…