ネット上で、「資本主義の要請による教育制度は問題があり、封建制の方が教育がうまく機能していた」ということを意見したら、ハルキチさんにとても怒られました。
歴史は以下の流れで、身分制(封建制)の打倒は必然だと。
「大まかには中世の封建制社会(身分制)の行き詰まりと、ルネサンス、宗教改革に端を発する人文主義(古代ギリシャの知識の理解)の進展により階級社会への疑念が生まれ、更には重商主義の結果としての貴族以外の層への資本の蓄積と、それによる権力への希求。様々な要素が相まって、「硬直した身分」による支配が打倒された。市民平等理念が確立された。」
宗教改革は、贖宥状で火が付いたと思っているので、ハルキチさんの意見は、なんか違うなーと思いました。
「重商主義の結果」の部分もなんかよくわかりませんでした、「輸入よりも輸出が多いとと金がたまっていいよね」みたいなのが重商主義だと思っていたので、ハルキチさんの意見はよくわかりません。
「貴族以外の層への資本の蓄積」ってのもよくわかりません。商人は封建時代に存在したし、貴族に金を貸していました。まあ、借金は武力を背景に踏み倒されましたが。
そして、ルネッサンスと宗教改革って、人文主義なんでしょうか?
ルネッサンスすると身分制が嫌になるんでしょうか?
(ここでは人文主義とは、ギリシャやローマの古代文献学を指す。ヨーロッパは、当然キリスト教の世界であり、キリスト教的価値観が支配する世界なんですが、そこに、ギリシャヨーロッパの異教徒の価値観・倫理感が台頭してきた。みたいに考えます。)
興味がわいたので調べてみました。以下の本より参照しています。
「ルネッサンス夜話 近代の黎明に生きた人々 高橋秀爾」
「そこでは、「何も求めずして貸せ」(ルカ伝6・35)というキリストの言葉は絶対であって、誠実なキリスト教徒なら、誰もそれに背くことはできなかった。シャイロックが人びとから「唾液を吐きかけられ、野良犬のように足蹴にされ」たのは、なにも彼が因業な高利貸しだったからではない。高利にせよ低利にせよ、そもそもまず金貸しという行為そのものが、神の前には罪なのである。」
(キリスト教は金貸しを禁止している。これは結構驚きだと思います。なぜなら、アメリカの国債がニュースにならない日はないですし、アメリカの企業は、社債を発行したり、アメリカは資本主義の本場で、世界有数の金融の国だからです。
では、なぜ金を貸せるのでしょうか?そこにルネッサンスの原因もあります。詳細は省きますが、為替を利用した両替取引を利用して、実質的に貸付をしたようです。この”両替”によって財を成したのが、メディチ家になります。そして、メディチ家がパトロンとなり、ルネッサンスは始まったようです。)
「学者仲間の中心的存在であったニッコロ・ニッコリとメディチ家のロレンツォ・ディ・ジョヴァンニとが、社会的「高貴さ」は、三つの要因の組合せの上に成立すると主張している。その三つとは、第一に「古くからある財産」であり、第二に「血の優越性」(家系)であり、第三に「公職に従事した記録」であるという。」
(フィレンツェは、共和制の国なようです。そして、お金に余裕があるのか、傭兵の文化も盛んなようでした。ベルセルクの甲冑ちぎりのバーボとか思い出しますね。そのような国でも、「高貴さ」はこの3つというのが面白いですね。天皇陛下には高貴さを感じますが、高市には感じませんw)
「(富がうしろめたいもの)そのような価値の逆転をやってのけたのが、実はイタリアの人文主義者たちであった。人文主義が、イタリアの商人や銀行家に、何ら後ろめたい思いなしに富の追求に専念するための倫理的基盤を与えたと言ってもよい。マックス・ウェーバーが「資本主義の精神」と呼んだものが、プロテスタンティズムの登場以前に、すでにイタリアの商人たちの間に認められることは、しばしば指摘されているが、その根はさらにさかのぼれば、人文主義者たちにまで行き着くのである。」
(私は資本主義をそこそこ勉強しているので、お金の中心地、金融の中心地の移り変わりが、ジェノバ、フィレンツェ、スペイン、オランダ、イギリス、アメリカみたいな流れを知っております。「お金を儲けることは善」というこの危険で間違った価値観を信じることは通常では難しいと思います。日本の初期の資本主義者達も、社会のためと言いながら、私腹を肥やしております。
大航海時代の多くの富と人文主義(豊かであることが正義である価値観)が出会ったことで、資本主義的なものが始まったのかもしれません。)
ここでまとめです。
ルネッサンスとは、メディチ家の財力の助けと、人文主義(現世肯定的反キリスト的価値観)、そして傭兵文化、これらが影響してはじまった。
なんで、ルネッサンスは階級社会の疑念なんてない。
ということでまとめたいと思います。(キリスト的社会=階級社会とも考えれそうだが、、、難しくてまとめられません。ソクラテスの思想とかも人文主義だと思うんだけど、何もわかりません。まとまりません。ただ、キリスト教は柔軟というか、無茶が通るという考えは正しいと思います。)