読書感想文

読書感想文23「マルクスの経済学説」(カウツキー、マルクスの代弁者)

マルクス主義の教皇カウツキー。 この方の書かれた「マルクスの経済学説」なのですが、 付箋だらけになりましたw (マルクスの資本論を凝縮して、説明しているので当たり前 と言えば、そうなのですが。) 少し前のブログでも触れています。 takahire-hatene…

読書感想文22「恐竜の道を辿る労働組合」

タイトルに惹かれて、読んでみました。 (恐竜みたいに大きくなりすぎて、隕石みたいな環境の変化に対応できずに滅ぶ?!みたいなのを想像していましたが、どちらかと言うと、座して死を待つの方が近いようにも思いました。自分もブログ書くと、タイトル詐欺…

マルクスの考える革命(現実的な資本主義への適応)

「マルクスは窮乏の中に窮乏を見たのではなく、その胎内に生まれてくるより良い未来の胚芽をも見たのであった。つまり、彼は工場制度を「非難したり」、「弾劾した」のではなく、それを「研究」したのである。したがって、彼にとって問題なのは「道徳的判断…

アンパンマンの秘密「愛と勇気だけが友達?」

最近の読書傾向としましては、「資本論」を読むというのが中心になっています。 ただ、そればかりだと飽きてしまいますので、「日本の左翼」関係の本を読むことが多いです。北一輝、池上先生などなど。 そんな流れで福島みずほ先生(社民党)の本を読んでみ…

俺たちの戦いはこれからだ! 資本論12(ラスト)

資本論は全3巻。 私の読んでいる日本共産党社会科学研究所監修のものですと、 資本論1巻(1~4分冊) 資本論2巻(5~7分冊)※この巻は薄い 資本論3巻(8~12分冊) 以下は資本論の刊行の概略です。 1867(49歳) 「資本論」第1巻刊行 18…

究極の金融商品 資本論11

「ギャンブルの王様は何か?」 この質問に、日本最強のギャンブラー阿佐田哲也は答えています。 「競輪」 (ひりつく具合がよいらしいです。運と戦略のバランスが程よいようです。) では、マルクスが一番嫌いな金融商品はなんでしょうかw?それこそ究極の…

読書感想文21「細雪」(美しい国へ)

作者は谷崎潤一郎。2次元ドリームマガジンの源流みたいな人です。 ↑ この意見はどこかのあほの意見なのですが、ドナルドキーン先生に言わせると、 「戦争の惨禍によって、美しい日本が失われてしまう。そのような思いがあったからこそ、美しい日本をそのま…

資本論を読む理由 資本論9

落ちぶれてすまん。 資本論を読みだしてから、1年以上たったと思います。 (資本論1と2については感想を書ける状態ではなかったので、3から 始まっております。) takahire-hatene.hatenablog.com 資本論を読む一方で、他方では資本論の理解の助けとなる…

読書感想文18「人は愛するに足り、真心は信ずるに足る」(ネームド喫煙者)に追加

ちょっと気になる部分があったので追加します。 以下参照 「僕は、イラクのことほとんど知りませんけれども、映像を通してみると、イラクの人たちの方が直情径行で開けてますね。いわゆる都市化された社会です。アフガニスタンは、ほとんど農村地帯なので、…

読書感想文19「韓国文学の中心にあるもの」

やはり韓国文学は面白いと思います。 ちょこちょこブログも書いてます。 takahire-hatene.hatenablog.com takahire-hatene.hatenablog.com まだ本を4分の1ぐらいしか読んでいないのですが、思うところがあったのでかかせていただきます。 以前私は、韓国文…

読書感想文18「人は愛するに足り、真心は信ずるに足る」(ネームド喫煙者)

私は、ある物事や、事件、人物を歴史的に評価するのが好きなのです。 例えば、安倍晋三は歴史に残ると思います。本人の望まない形で。 例えば、首相のテロ事件なども、過去の事件と比べて考えたりするのが好きです。 今回の本は、インタビューみたいな内容な…

読書感想文17「麒麟」(胸に7つの傷を持つ男)

ずっと読んでみたかった本です。作者は谷崎潤一郎。2次元ドリームマガジンの源流みたいな人です。 以下参照です。 鳳や。鳳や。何ぞ徳の衰えたるや。往く者は諫むべからず。来たる者は猶(なお)追うべし。已みなん。已みなん。今の政に従う者は殆(あや)…

読書感想文16「半導体戦争」(物語の喪失と欲望の守護天使)

半分ぐらい読んだ感想になります。 この本自体は、時系列順に半導体が生まれた時(戦後ぐらい)から、現代の米中対立ぐらいまでの歴史を、日本、アメリカ、中国、ロシア、韓国、台湾などなどに場所を変えながら、説明してくれます。 この本を書いた人はアメ…

マルクスの考える「インフレ対策?」 資本論7

やはり、資本論は眠くなると思います。資本論はこれで、2巻まで読んだことになります。(2巻第7分冊)マルクスさんは、資本論1巻を書いた時点で、貧困と病気により、ノートのようなものを残して倒れるのですが、そこから、エンゲルスさんが資本論を完成…

読書感想文15「北一輝 もう一つの「明治国家」を求めて」

最近の読書傾向としまして、「日本の左派の歴史を探る」みたいなものが一つのテーマみたいになっております。 ・中江兆民が源流みたいなことは知っていた。 ・幸徳秋水は教科書でおぼろげに知っていた。(大逆事件は知らなかった。) 上記のようなあいまいな…