地球でもっとも繁栄した生物は?

2022/11/20放送の11時台

www.nhk.or.jp

 

以下一部の書き起こし

質問の内容は「スピノサウルスは何故隕石衝突前に絶滅してしまったのか?」

 

(中略)

昆虫の清水「昆虫は小さいから反映したといわれているの。全生物の6割。およそ100万種いるといわれているの。小さいことで餌が少なくてすみ、小さな隙間をいろいろ利用できる。たとえば、木の上と木下でぜんぜん条件が異なるので、ちがう種類が利用できたり、木の幹と葉っぱでも同様に利用できる。また小さいので世代交代が早い。体を単純化できる利点がある。このような点をふまえて、小林先生にふります。」

 

動物の小林「なので、大きいことが利点、アドバンテージではなくてよくなかったりするわけです。もう一つジェネラリストとスペシャリストという言葉があるのだけれども、スピノサウルスは大きな体で、背中に帆のようなものがあって、水の中ですごしていたと考えられているのだけど、かなり特殊化してるんだよね。特殊な体で、特殊な環境にいて、しかも体が大きい。どちらかというとスペシャリストなんだけど、あまりにも適応しすぎていて、環境の変化に対応できなくて絶滅してしまうということがあるの。」

動物の小林「ジェネラリストのなんにでも適用できる基本形の体ってのがあって、そちらの方が変化に対応できるんだけど、あまりにもスペシャリストになりすぎると、今風の言い方で「つぶしがきかない。」みたいによくないところがあるんだよね。だから先生みたいな恐竜の研究のスペシャリストって、言葉の響きはいいんだけど、研究ができないと死んでしまうんですよw(スタジオ爆笑)」

(この説明の後に質問者の子供が、「小林先生の北海道大学を目指しています!」というところが本当に素晴らしかった、スペシャリストを目指すのですね。)