タイトルにつられて本を読みました。
「ヒルビリー・エレジー アメリカの繁栄から取り残された白人たち」
本の内容としては、チェーンソーでサバイバー達を切り刻む怪人の数奇な人生を描いたというわけではなくて、スコッツ=アイリッシュ(白人労働者階級いわゆるヒルビリー)の若者がアメリカンドリームを成し遂げて、投資会社の社長になるまでの話です。
少し前に「shoe dog」という本を読んだのですが(ナイキの社長の話)、単なる自分語りで途中で読むのをやめてしまったのですが、こっちの本はまずヒルビリーという人たちについてあまりにも正直に教えてくれます。(祖母が12歳で、泥棒を殺そうとしていたり、おじが痴漢をナイフで脅迫したりする一族)そして、そんなヒルビリーに対する誇りや愛情があふれています。
この物語の影の主役は祖母だと思うのですが、「土地利用制限法なんてくそくらえ。私のルビー色の✖✖✖✖でもなめやがれ!」はすごいセリフだと思った。