マルクスの考える「生産性」

以下のブログを読みました。

blog.amagi.dev

 

自己の研鑽の時間をとるか?子供との時間をとるか?その葛藤を感じます。

小さいコストで、大きな結果をだすことが求められる「生産性」

マルクスは「生産性」とはそもそもなんだと言っているのでしょうか?

 

以下資本論3分冊より引用、

「ジョン・スチュアト・ミルは、彼の著作『経済学原理』で、次のように言うー「これまで行われたすべての機械に関する諸発明が、だれかある人間の日々の労苦を軽くしたかどうかは、疑わしい。」しかし、そのようなことは、資本主義的に使用される機械の目的では決してない。労働の生産力の他のどのような発展とも同じように、機械は、商品を安くして、労働日のうち労働者が自分自身のために費やす部分を短縮し、彼が資本家に無償で与える労働日の他の部分を延長するはずのものである、機械は、剰余価値の生産のための手段である。」

 

マルクスは19世紀の人で、蒸気機関産業革命!みたいな時代の人なのですが、上記の文章の機械を、システムやプログラムに変更すれば、理解しやすいと思います。乱暴に要約しますと、「生産力(生産性)が発展すると、資本家に有利になりますよ。」と言っています。

 

「じゃあ生産性が低い方がいいのか!」みたいな反論も考えられますが、上記のブログを読むと感じるように、勉強して生産性を高めた先には、もっと勉強してもっと生産性を高めて!というある種の終末が感じられます。(35歳定年説とかも、単に雇う側が都合がいいから提唱されているようにしか思えない。サラリーマンの給料って35ぐらいからいい感じになってくるんですよ。「賃金センサス」を検索せよ。)

 

「生産性」って言葉の意味を労働者は、当然労働者側の視点で考えるべきだと思います。